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JIG24物質とJGPSSIについて

①JGPSSI
JGPSSIは「グリーン調達調査共通化協議会」の略で、国内の電気・電子機器業界の有志企業により、2001年01月に発足しました。JGPSSIは、電気・電子業界でRoHS指令等の製品に関する環境規制・化学物質規制が強化されてきたことを受け、化学物質調査の対象物質リスト及び調査回答フォーマットを共通化・標準化することで、RoHS指令対応などの化学物質調査にかかる労力を軽減しようという目的でできた組織です。

現在JGPSSIは、従来の調査共通化ガイドランに替わってJIG(ジョイント・インダストリー・ガイドラインの略で、読み方は「ジグ」)を導入しています。JIGとは、JGPSSI、EIA(米国電子工業会)、EICTA(欧州情報通信技術製造者協会)の共同作業で作成された電気・電子機器製品に関する含有化学物質調査のガイドラインであり、JGPSSIとEIA承認の上で発行されました。JIGには、含有化学物質調査対象の化学物質情報はもちろんのこと、情報開示を必要とする濃度(閾値:しきい値)や現行法によるレベル分けされた物質リストなどが掲載されています。

JGPSSIでは、化学物質調査におけるフォーマットをExcelファイルで用意しています。電気・電子業界での共通化を目指し、ガイドライン(JIG)を導入しフォーマットも用意しているのですが、なかなか業界内でも浸透していないのが現状です。なお、2016年現在、JGPSSIのホームページは消去されています。ネット上では、同協議会が2014年に解散したとの情報も散見されるため、別途確認が必要と思われます。

②JIG24物質
2005年4月に公表されたJIG第1版(JIG-101 Ed 1.0)では、業者が開示すべき材料及び化学物質をレベルAとレベルBの二種類に分類しています。

レベルA のリストは、製品や部品に使用された場合に、現行法による以下の三種類のいずれかの規制を受ける15種類の材料と化学物質から成ります。
1) 使用の禁止
2) 使用の制限、または
3) 報告義務、またはその他の規制効果(例:表示)

レベルB のリストは、以下の三種類のいずれかに合致しており開示の必要があると判断される、9種類の材料および化学物質から成っています。
1) 環境、健康、または安全の面から重大な影響がある材料や化学物質
2) 有害廃棄物管理を要求される可能性がある材料や化学物質
3) 使用済み製品処理に悪影響を及ぼす可能性のある材料や化学物質

以上の合計24種類の材料・化学物質を「JIG24物質」と総称しています。以下に具体的な物質名を記載します。

・レベルA
01 アスベスト類 Asbestos
02 一部アゾ染料・顔料 AZO Dyes
03 カドミウム Cd
04 六価クロム Cr+6
05 鉛 Pb
06 水銀 Hg
07 オゾン破壊物質 CFCs,HCFCs,Halon, Broumomethane,CCI4
08 ポリ臭化ビフェニル類 ポリ臭化ジフェニルエーテル類 PBBs PBDEs
09 ポリ塩化ビフェニル類 ポリ塩化ターフェニル類 PolychlorinatedBiphenyls and Terphenyls (PCBs, PCTs)
10 ポリ塩化ナフタレン (塩素原子数が3以上) PCNs (more than 3 chlorine atoms)
11 一部塩化パラフィン (C10-C13) SCCP(C10-C13)
12 放射性物質(U,Th,Ca,St) Radioactive substances(U,Th,Ca,St)
13 トリブチルスズ Tributyl tin (TBT)
14 トリフェニルスズ Triphenyl tin (TPT)
15 トリブチルスズ=オキシド(TBTO) bis(tributyl tin) oxide (TBTO)

「レベルB」
01 アンチモン Sb
02 ヒ素 As
03 ベリリウム Be
04 ビスマス Bi
05 臭素系難燃剤 Brominated Flame Retardants
06 一部フタル酸類エステル DEHP,DBP,DINP,DIDP,BBP,DNOP
07 ニッケル Ni
08 ポリ塩化ビニール PVC
09 セレン Se

③対策
自社製品にJIG24物質がどの程度含まれているかを、あらかじめ確認しておく必要があります。このため、いわゆる環境分析の一種としての製品中の化学物質の含有量測定が不可欠であり、測定機を有する外部業者に測定を依頼するのが一般的です。
JIG24物質の詳しい含有量を測定するためには、いわゆる精密分析が必要とされています。その測定機・分析機としては、以下に示すように数多くの種類の機器が必要となります。

XRD(X線回折)
GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析)
GC-ECD/MS(ガスクロマトグラフ//電子捕獲型検出器)
ICP/AES(プラズマ発光分光分析)
IC(イオンクロマトグラフ)
UV-Vis(可視・紫外分光)
PRY-GC-MS(熱分解/ガスクロマトグラフ質量分析)

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